この話をできる人は日本ではほとんどいません。なぜか？第一に、表の世界の政治、経済、国別情勢を網羅的に研究している人でないと、その背後でつながっている裏のネットワークに気づくことができないということ。第二に、それを発信することが許される環境があるということ。他にもいくつかの条件が必要ですが、事実、この集団についての分析をしているメディアを私は見たことがありません。なので、最初は理解するのに時間がかかるのですが、一度わかり始めると、今までとまったく違う観点なので、小説やドラマのように面白い！と思うはずです。

著書は第１作の『世界経済大予言』（１９８４年）以来、年間数冊のペースで出版され７０冊を上回る。また、秘匿性の高い、年間20万円の会員制レポートは35年間毎月発行され、「正確な情報が命」とも言える、旧三井信託銀行、旧日興証券などの金融機関や大手企業・個人投資家を中心に「世界情勢を読み解くバイブル」として支持されている。

また、国連集会に派遣団として参加したり、1999年、日米保守会議を創設。その後、米ブッシュ政権との架け橋として、リチャード・アーミテージ元米国務副長官、ロバート・ゼーリック世界銀行総裁（共に当時は民間人）らに掛け合い、外交の裏側を取り仕切るなどの国際的・政治的な活動も行ってきた。